4時半に目が覚めた。窓から電車に向かって話し掛けている自分に感動した。
ホテルの朝食も微妙に味覚が合わなかったが、とりあえず胃の腑に収めた。
万里の長城へ向かう途中、少し遠かったがバスから降りると鳥の巣を眺めた。
万里の長城(八達嶺)に完璧に着いた。必要以上に感動的でしばし閉口した。
想像よりも道幅が狭く、土曜日ということもあり世界中の人々で混雑していた。
人の迷惑を顧みず立ち止まってゆっくり撮影している身勝手な輩が多かった。
だが、そこは大和魂という名のショルダー・タックルで縦横無尽に押し切った。
今回は緩やかな北側の女坂を登ったが、次回は南側の男坂にも挑戦したい。
それはそうと上りは比較的容易だったが、下りは転びそうで普通に怖かった。
おそらく飲茶料理のはずだが、もう何を食べているのかわからなくなってきた。
当然の如く世界遺産の明の十三陵。事前学習が0だったので速攻で調べた。
いつまでも文化大革命を風化させないようにと修復していない建物があった。
十三陵の中でも唯一、定陵のみ地下宮殿が発掘されている。神秘的だった。
しかし、すべての場所においてタバコの煙臭い。明らかに意識が低い証拠だ。
シルクの家瑞華では、巧みな話術と笑顔に翻弄されて布団を買ってしまった。
夕刻の北京駅に行きたかったが、あまりに危険過ぎると知らされて断念した。