砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

ボーダーライン上の中途半端な人々

はい、小さな会社が生き残るためには多くの人から嫌われることが肝心だ。ある市場で1%の顧客を獲得すれば大成功なのだが、その「ある市場」とは日本全体の1%にも満たない市場だ。この場合は「いちば」ではなく「しじょう」と読んでほしい。1%にも満たない市場の中でわずかたった1%を獲得すれば大成功ということは、関わる人間は限りなく少数でOKということだ。それなのに万人に好かれようとするから「平均点の中途半端な商品や仕事」しかできないんだ。ネットで全国に顧客が増やせるというのは、あくまでも単なるツールの可能性のひとつに過ぎない。それは売り手や商品の個性ではない。生き残るためには思いっ切り尖(とが)らなければならない。そのためにはすっげぇ多くの人間から嫌われる発想が奏功すだろう。寝癖のまま洗車をしながらそんなことを考えていた。そして僕はと言えば、選挙権のない犬猫を含め万人から好かれようとしているのに大多数から微妙な距離を置かれている。どーゆぅこと?まあいい。平均点はボーダーラインの底辺で合格点ではない。