ホットサンドからチーズの糸を引いた。SNSなどで「やれば何でもできるよ」とか「みんなで協力すれば夢は叶うよ」などと励まし合っている連中を垣間見ると脳貧血を起こしそうになる。だったら、東京タワーをキックで倒せるのかよ?みんなで協力すれば素手で空を飛べるのかよ?と、僕の友人の虫ちゃんなら思うだろう。話は変わって「バカの壁」ならぬ「バカの金」という発想をすれば景気は良くなる。何十億円もの高額年俸をゲットしているNBA選手の8割以上が引退後に破産してやがるし、プロ選手に限らず大金を手にした人間ほど悲惨な末路をたどるのは周知の事実だ。なぜだか分かるかい?金銭感覚がマヒした連中は湯水の如くお金を使うからだ。「入った以上に出せばコケる」という小学3年生でも解ける簡単な方程式が理解できないんだ。でも、これは実にありがたいことでもある。だって、賢い奴は1円単位でお金をケチるんだよ。だからこそ、もっともっとバカに大金を集中させれば、それ以上の過剰な消費行動を伴うために世の中の景気は良くなる。これを「バカの金」と言う。ホットサンドからチーズの糸を引いた。