砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

遥かなる消防団

私には協調性がない。私の人生に消防団がなかったのはラッキーだった。あれをやるくらいなら霧島市民になったほうがマシだ。それに住民参加型の祭りがない地域に生まれ育って本当に良かった。ただ、もっと辛いことがある。それは知り合いが食えないことだ。自分の食いぶちは自分でなんとかするが、それが友人以下の知り合いでも食えないと知るとかなり辛い。別にいい人ぶっているわけではない。同級生が首を吊ったときは半年間ほど好物の鰻を断った。私は、そーいう男だ。「私もそうですよ」と言う奴はウソつきだ。基本的に私には限りなく物欲がない。すると他人の幸せはなんとも思わない。しかし、なぜか他人の不幸は聞くに堪えない。世の中の99.9%の人間は他人の幸せが嫌でたまらないはずだ。それは物欲があるからだ。どうせ辛い思いをするだけなので、できるだけ知り合いは少ないほうがいいのでは?と思ったことさえもある。その知り合いの中にカタチだけの友達が入るのか否か試してみたいので誰かコケてくれ。