会ったことも話したこともない奴から届いた年賀状に「昨年中は大変お世話になりました」と書いてあってゾッとした。社交辞令の極致だね。こーいうお子ちゃまごっこはもうやめにしないか。今日は「ヒール」という生き方について話そう。ヒールはビールの未然形ではない。これはプロレスなどでよく使われる言葉で「悪役」という意味だ。往年のプロレスラーで言えば、タイガー・ジェット・シンやブッチャーなど本当はいい奴なのにあえて悪役を演じるレスラーがいた。この生き方が今、カッコいい。例えば、ルパン三世もそう。奴らって泥棒でしょ。ワンピースも海賊でしょ。だが、その反対に頭のてっぺんから足の爪先まで正義の味方は面倒臭い&鈍臭いだけだと思わないか。あの半沢直樹もヒールでしょ。だって国税や金融庁をだましたり書類を隠しているだけなので100%正義の味方ではあり得ない。万人に愛される生き方が決していいわけではない。肝心なのは、「悪人」と「悪役」はまったく違うということだ。