砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

草餅と肉離れ

笑顔の絶えない楽しい食卓で「ほんと毎日、さっみーデイビスジュニア」と言ったら誰も笑わないどころか「シーン」という音が聞こえた。当然のように家族はサミー・デイヴィスJr.を知らない。おっといけねぇ、俺は天涯孤独のロンリー・ウルフだったぜ。数年前に「寒い、さぶいねぇ、さぶさぶさぶさぶボブ・サップ」と言ったらウケるどころか父親株大暴落になった。おっといけねぇ、俺は天涯孤独のオイリー・フェイスだったぜ。はい、巻頭文はここまでです。冬季オリンピックにはまったく興味がないので迫真の演技と白熱の競技を夏休みのアサガオの観察のように平常心で見ることができる。これが柔道だったら「今の有効だろ!ボケ審判。ロシアなまりでワッザアリーとか抜かすんじゃねぇ!」と叫びまくる僕の周りには誰もいない。結果、テレビが私の唾液でベットベト。世界レベルで熱くなっているのに自分だけ冷めている。このように刑事事件として立件されない程度の無責任を楽しむことも一興かもしれない。

草餅