砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

最強の手≠最善の手<最良の手

孤独を愛し孤高に生きるハードなボイルダーには朝っぱらからぬるいカップラーメンがよく似合う。はいはい、ちゃんとJAのちょきんぎょタイマーで3分ぴったし計りましたがね。僕の場合、今まで受けた紙ベースの試験の合格率は2割5分3厘くらいだが、対人間に関する勝率は7割8分6厘だ。ハハハ、そのほとんどが合コンだけど。まあいい。おそらく君たちは目の前の相手に打ち勝つために「最強の手」を打とうとするよね。ふ、それだから勝てないんだよ。軟弱な君たちがハンマー投げの選手だとしたら持っている力のすべてを出し切ればOKだが、そこに相手がいる場合には力を抜いて接したほうが上手くいくケースが多い。要は「一番強い手が最善の手とは限らない」ということだ。あえて上から2番目の手で攻めたほうがいい場合もあれば、下から3番目の手で相手の出方や様子を見たほうがいい場面もあるんだ。僕は絶えず前頭葉の中に「最強の手≠最善の手<最良の手」という新種の連立方程式を描いている。この連立方程式は一度しか言わないから二度と聞かないでほしい。