砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「残りの人生」と「第二の人生」

私は今までに「残りの人生」と言ったことはあっても「第二の人生」とは一度も言ったことはない。だって再スタートって超面倒臭いじゃん。それまでの人生が死にたいくらいどん底だったなら再スタートを望むだろうが、そこそこの人生だったらその延長線上のほうが楽だ。古田助産院でオギャーと生まれたときにスイッチが「オン」になり、岐阜斎場で焼かれて骨になったときに「オフ」になる。その間の人生はひとつ。第一も第二もない。パソコンを入れ替えるだけでも苦労するのに人生を再スタートするなんてまっぴらゴメンだ。ステーキ宮の牛まぶしを食べた。父臭くていや、乳臭くて筆舌に尽くし難いくらい不味かった。