山形の朝は、昨日とは打って変わって絵具で描いたような青空となった。
案の定、まだ胃が重たかったが、熱い珈琲を飲むために軽く朝食をとった。
鈍行列車で米沢駅に到着し、レンタサイクルで米沢城へ向かった。
毘沙門天の上杉謙信公の銅像が青空の下、鎮座していた。
真っ直ぐな上杉神社は、やはり何かしら威風堂々たるものを感じた。
米沢と言えば、質素倹約で知られる上杉鷹山が有名だろう。
博物館も堪能した後、昼食を取るために上杉伯爵邸を訪れた。
月の膳を食べた。正直、料理はあまりたいしたことはなかった。
しかし、文化財だけあって建物はかなり重厚で趣のある立派なものだった。
米沢も一泊してゆっくり散策したくなるいい街だった。