1000万円のレクサスに乗っている女社長と、その女社長の会社が製造している部品の一部を自宅で組み立てている主婦の両方を知っている僕がいる。その理由は聞かないでほしい。以前、その主婦に聞いたことがあるが、ひとつの作業を終わらせても4~5円の賃金だとか。しかし「まだ子どもたちが小さいから自宅でできる仕事はとても助かるの」と喜んでいた。そこでだ、その女社長に「○○さんって知ってる?」と内職をしている主婦のことを尋ねてみたらあーた、驚いたことにその主婦どころか「そんな内職があるの?」と笑っていた。呆れてものも言えん。僕は慢性胃炎。ひとつ4~5円の内職をしてくれる人がいなかったら、レクサスどころか今日の晩ご飯の心配をしなければならないんだよ、このオタンコナスババア。厳しい真夏でも真冬でもピザを配達する人、工事現場で旗を振って交通整理をする人などそれで食っている人がいるし、その人たちがいなかったら世の中は成り立たない。あってもなくてもいい仕事だったら最初から世の中に発生していない。あ、今日もまた、素晴らしいことを言ってしまったそんな気がする。