砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

すべては銀次郎のせい

僕の親友を紹介しよう。不知火(しらぬい)銀次郎君だ。以前、どーでもいい奴に返信するYahoo!メールの署名欄に使う名前として紹介したよね。もう一人の僕、つまり僕の影のような架空の存在だ。影だからいつも一緒だし、1円の食費もかからない。人は、誰も悪くないのに不幸な目に遭うことがある。「あのときあそこに行っていなければ」とかね。誰も悪くないから怒りのやり場がない。すると、その怒りは「社会」か「自分」のどちらかに向いてしまう。社会に向けば何かしらの犯罪を犯すし、自分に向けば自傷行為を繰り返す。だったら怒りの矛先を作ればいい。それが銀次郎君だ。極端な話、私は自分がミスを犯しても反省も後悔もしない。社会人1年生の日記にも「寿命が300年あったらするけどね」と書いてあるので少なくとも24歳から一度も反省や後悔はしていない。長く生きていれば「責任者のいない仕打ち」を受けることは必ずある。そのときに社会にも自分にも向けないで済む怒りの矛先があると救われる。