砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

578分の1のマタハリを探せ

昔から「女3人寄ればかしましい」と言うが、それは「女が3人寄るとどーしようもなくやかましくて鬱陶しい」という意味だ。これを今風に置き換えると「女3人居ると派閥ができる」。ただ、その中のA子だけは、どのチームに入っても誰とでも波風を立てずに上手くやって最終的には派閥に与(くみ)することはない。そんなA子のような女性を「マタハリ」と私だけはそう呼んでいる。マタハリは過去に4人いた。578人に1人の割合だろう。具体例で説明すると、郡上八幡の徹夜踊りの帰りに吉田川の河原を歩いていたらオニヤンマをくわえたオオサンショウウオを偶然発見する確率だ。どっちつかずの優柔不断ではなく、両者を上手に取り込んで敵を作らないマタハリはかなり貴重な存在だ。当然、仕事はデキるし人の心を察することもできる。その4人の共通点は、「私、お酒が好き」とは言っても「私、お酒に強い」とは言わないところだろう。後者のセリフは聞く人が聞けば気に障る。この違いが分からない時点でダメ女だ。