砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

相手は所詮、公務員

よい子のみんな、夏休みの宿題は終わったかな。すでに新学期が始まっている地域もあるけど僕が通っていた藍川中学は9月1日が始業式だった。そう、勝負は8月30~9月1日さ。30日に宿題をやって31日に自由研究をやって始業式から帰った1日の晩に読書感想文を書いた僕だった。で、どのようにこの3日間を乗り切ったかタダで教えてあげよう。宿題はいいよね。優秀な友達を確保しておけばOKだから。自由研究は、とにかく視覚に訴えかけるものがいい。内容ではなく「やってある」と先生に分かってもらうことが肝心だから。でもね、僕は古銭のアルバム、ペーパークロマトグラフィーなどで3年連続クラス代表になっちゃったんだよ。研究に1時間もかからなかったけど。最後に読書感想文は、本編など読む暇はない。「はじめに」と「おわりに」を読んで可能な限り抽象的に文字を並べるんだ。僕は主人公の名前も知らないのにそれで3年連続表彰されたよ。公務員くらい簡単にだませなきゃ、世の中という荒波や実社会という大人のバトルフィールドなんか絶対に上手く渡っていけっこないからね。