砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「阪神が巨人に圧巻の下剋上!」の修正点

今さらながら「阪神が巨人に圧巻の下剋上!」という新聞記事を見て違和感が止まらない僕がいる。そもそも下剋上とは、下の者が上の者に打ち勝って権力を手中にすることで、家臣が主家を滅ぼして大名になっていった乱世の社会風潮のことだ。つまり、下剋上とは身分の上下であり、順位ではない。上半期の営業成績が2位だった奴が、下半期に1位になったところでそれを下剋上とは言わない。単純に「勝ち抜いた」と言う。あ゛ー、スッキリした。ここまで書いて言うのもなんだが、僕は格闘技にしか興味がないので野球やサッカーになどミミズの脳ミソほども関心はない。そこでだ、僕は中学生の頃から「ひろちゃんは大器晩成型だから将来が楽しみだね」としょっちゅう言われていた。それ、褒め言葉か?翻訳すると「ひろちゃんは今はとても残念だけど大きくなったらそれなりに食べていけると思うからもうちょっとの辛抱よ」という意味だろ。それに晩成の「晩」って一体いつのことなんだ。とっくに半世紀が過ぎちまったし。