砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

詫びの流儀

今回は「詫びの流儀」だよ。ある事件がキッカケで今の僕は簡単に謝る。ま、あくまでも個人レベルの場合であって企業間の話じゃないけどね。高校生の頃、同じ柔道部の竜也と毎日一緒に弁当を食べていた。ちなみに、僕たちは辰年生まれなので竜也、辰男など「龍」にまつわる名前の男が多いが、そいつらにろくなのはいない。この僕も「弘道」の他に「辰夫」が候補だったらしい。ある日、竜也とケンカした。何が原因かは忘れたが、その程度のことだろう。ただでさえ孤独に弱い僕がたった一人で弁当を食べるハメになった。すると4日目に竜也が何事もなかったかのように僕の対面に座り「今日はかったりぃな」と言って弁当箱を開けた。僕は涙目で「うん」と答えた。このとき明らかに竜也のほうが大人だと感じた。3日以上経ったら双方共に落とし所を探っているため先に謝ったほうが利口だ。そもそもどーでもいい奴とはケンカもしない。さぁ、いい年こいて逆ギレした○○君にこの僕に謝ることのできるチャンスを与えよう。