砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

人生は±0で終わろう!

先日、夢も希望もない僕が理想に燃える1人の若手経営者と話した。まあ、僕からすれば可哀想でたまらない。彼は銀行から多額の借金をして設備投資をし、多くの社員を抱えてドイツの高級車に乗っている。まず途中でコケると思うが、これがまかり間違って上手く軌道に乗ってしまったら一体、彼はどこで終わるのだろうか?君たちもそうは思わない甲斐バンドは『HERO』より『氷のくちびる』が好き。「この世に、もっと言えば日本に生んでくれたこと」以外に僕が親に感謝することは、サラリーマンの家庭だったことさ。会社や財産などムダに引き継ぐものがなくて本当によかったよ。それらがあったところでろくな息子にはならんし、孫の代には全部なくなって借金人生を歩むことになるだろう。僕が独立する際にも「在庫、仕入れ、社員」の3つがない粗利の高い仕事しかやろうとは思わなかった。僕の代で終われるように。それどころか我が家は娘二人なので杉山家も僕の代で終幕することができる。