砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

城郭にみる組織の盛衰

これまでに300を超える全国の城をめぐったこの僕が、今回も強引にビジネスチックにまとめてみよう。縄張りや石垣、堀などをすべてひっくるめて「城」なのだが、君たちのようなド素人は天守だけを城と思っているよね。ちなみに、天守閣ではなくて「天守」が正解だ。例えば、全国のミーハーがこぞって訪れる姫路城の現存する天守に入ったとき、君なら何を見る?みんな「太い柱」に感心するが、だから君たちは「イチイチ残念君」と僕に笑われるんだ。僕のような超一流のコンサルタンターになると柱ではなく梁を見る。たしかに柱はすっげぇ太くて立派だが、それらをつなぐ梁(はり)はもっと素晴らしい。この画像をご覧。僕の都合上、彦根城の梁だよ。そこらの社長たちは「売上を伸ばすために最低でも3本の柱が必要だ」と力説する。ドアホ。そんなことは藍川中学の3年生でも分かっとる。肝心なことは、その3本の柱をどのように連携する(横につなぐ)かだろ。梁は柱以上に太くないと建物(組織)は必ず崩壊する。