お仕事をしているフリをしながらネットサ~フィンを楽しんでいた僕は、官報のページで見覚えのある会社名を見つけた。そこに載っていたのは自己破産を申請した会社だった。「へぇ~、あの社長ってコケたんだぁ。それも一昨年の10月に」。そのとき僕はハッと思い出した。それは一昨年の初夏のことだった。知り合いである保険代理店のTさんから「○○社長が杉山さんの携帯番号を教えて欲しいと言うんですが、これは個人情報なので一度確認してみますと答えておきました。どうしましょうか?」と電話があった。お察しのとおり、その○○社長がコケたんだよ。あのとき僕が電話番号を教えていれば・・・な~んてことなど1ミリも思わなかった。とにかく○○社長は「大嫌い」を超越した存在で、100人に聞けば105人が「・・・」と答えるくらい人格が破綻していた。可哀想とも助けてあげたいともコケろ!とも思わない。「無」だ。とにかく関わり合いたくない。まだ「嫌いと思われているうちが華」としみじみ思った。