ハガキの宛先に「○○御中」と書くや否や「ウォンチュー!」と叫んで「お~、おおお踊ろうよ♪」と敏いとうとハッピー&ブルーの『星降る街角』のサビ部分と南佳孝の『スローなブギにしてくれ』の出だしのどっちを歌い出す奴が多いのだろうか。だから、そんなことはどーでもいいんです。さ、今日の講義を始めるよぉ!今回は「褒める技術」というベタというか王道の内容で行こう。僕、弘道だけど。「社長、これは惚れ惚れするような素晴らしい企画でんな!」と褒めるバカがまだ多いようだね。そんなもん50年前の映画『社長漫遊記』で小林桂樹が森繁久彌に対して使うセリフだ。その企画書を目の当たりにした僕は、スッと右下に目を落とすと「やられたぁ・・・」と晩秋の蚊の鳴くような声でつぶやいた。それよ、それッ!byマツコ風。相手を褒めるときはボソッと褒めるんだよ。すると相手は100%優越感に浸る。それなのに君たちは必要以上に美しい滑舌や正しい活字で褒めようとする。それ、すっげぇウソっぽいの。