砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

アイスクリームで考える商売のヒント

先日、ある社長が「これっていくらくらいが妥当だと思いますか?」と黒っぽい不気味な画像を送って来た。それは新商品の画像だったが、人に値段を聞くのに画像はないだろ、画像は。質感も触感もまったく分からんし第一、老眼には黒いカタマリとしか映らない。面倒臭ぇだけなので、僕が得意とする「相対的比喩表現法」でテキトーに答えてやった。このご時世でも高級クラブは大繁盛している。新幹線の自由席も溢れんばかり。しかし、その中間でうごめく中産階級層が財布の紐をギュッと締めている。こいつらのような中途半端な小金持ちほどタチが悪い。これをアイスクリームで説明しよう。何を売り出しても完売するのがハーゲンダッツ。「バニラクッキーラズベリー」や「華もちきなこ黒みつ」などというふざけた商品でも完売だ。また、ガリガリ君で有名な赤城乳業も相変わらずの大人気。一方、その中間の明治製菓はと言えば、「スーパーカップ」ってラーメンかよ。「社長、極端に高いか安いかにしたほうが無難ですぜ」。