砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「あなたはご飯みたいな人ですね」は最高の褒め言葉なの

「え?僕のアリバイですか?昨日のその時間だったら岡山発19時16分ののぞみ56号東京行に乗っていましたよ。『このアイスって高すぎない?』と文句を言ったのでワゴン販売の女性が覚えているはずですよ」というシーンがサスペンスドラマの中で頻繁に見られるが、乗車した便名や時間や下手したら座席番号までスラスラと言えるわけないだろ。ってことで、昨日はその便の新幹線でお帰りになった僕だった。通路側のシートに座った僕は、できるだけニオイが漂わない幕のウッチー弁当を食った。ささくれ立った割り箸でご飯をすくったそのとき、ある女社長の顔が僕の脳裏に浮かんだ。若かった僕は、彼女に「社長はご飯みたいな人ですね」と具体的に褒めた。すると彼女の顔は不機嫌の最上級に化学変化した。きっと僕の意図するところを察知できない稚拙な脳ミソしか持ち合わせていないのだろうと思い、そのまま放っておいた。ご飯というのは老いも若きも男も女も「飽きないもの」の代表格だから最高の褒め言葉だよぉ。