「私のグラスはいつも半分なの。でも、それは半分空っぽではなく、半分が一杯に満たされてるの」とは31歳で早世したハイトーンボイスで有名なミニー・リパートンの名セリフだよ。これを聞いて「うんうん、私というグラスも半分満タンよ♪」と満面の笑みのあなた。調子こくんじゃないわよ。あなたなんて真夏の愛知県東海市の水道のように潤いがパサパサに枯渇しまくっとるがね。ったく、油断もスキもあったもんじゃない。はい、怒りの導火線に種火が点きかけた巻頭文はここまでです。そう、たしかに素晴らしい名セリフではあるが、それはね、ステージ上で放つ言葉だからなんだよ。これを真に受けて「私、50歳。あと30年も時間があるわ」と本気で思っているバカが結構多い。でもって「間に受ける」や「魔に受ける」と思っていた君たちは愚か者さ。逆転の発想は得意だが、こと時間に関しては絶対にあり得ないと確信している。君には、あとたった30年しかないんだよ。