砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

TPPでもPTAでもPPAPでもほぼ同じ

アンニュイな午後にボーっと口を開けて本を読んでいたこの僕に「トランプさんになってみんな大変みたいだね」と次女が話し掛けてきた。「うん。でもね、少なくとも杉山家にとってはトランプでも花札でも何も影響はないよ」「うちってすごいね」「別にうちだけじゃないよ。TPPからアメリカが離脱して困る人なんてこの町内にはきっといないよ。それどころかPPAPと区別もつかないと思うよ」「でも、みんな困ってるっぽいよね」「ハハハ、それそれ。っぽいってことは、みんな困惑に便乗したいだけだよ。困っているフリの自分に満足というか、そうしていることで安心するものなんだ」「そうなんだぁ」「それにね、どんな困難や不景気でも3年は続かないよ。でも万が一、それ以上続いたらそれが当たり前と感じる新たな自分の環境になるんだよ。それを慣れという」「う~ん、よく分かんな~い」「とにかく杉山家が心配したところで1ミリも世の中は変わないから誰のお世話にもならないように地道に頑張ることだね」。

ムダな困惑が不景気の源泉