あの頃のどん兵衛は良かった。うどんが大の苦手だったこの僕が「う、うめぇ!」と唸ったそれは、昭和40年代前半のパンツのゴム紐のように硬くて歯応えがあった。それが今では高級感を出したがゆえに柔らかくて僕好みではない。そんな愚痴をこぼしていた父に「だったら5分じゃなくて1分で食べればいいじゃん」と次女。おぉ!娘よ、生まれて24年目にして初めて父に貢献できそうだね。とは言え、万が一のことを考えて今回は1分半にした。「万が一って例えば何?」「知らんがな」。するとあの頃のパンツのゴム紐、復活!お話は変わるが、このところまた腰痛がひどくなってきた。はい、ご遠慮なく心行くまで心配してOKだよ。でもね、この僕は完治や根治を望まないどころか、そうすることの弊害すら危惧してしまう。この僕のモットーのひとつに「世界平和と半径2メートル以内の幸せ」があるが、その他には「1秒でも長く生きたもん勝ち」「ムダな抵抗と努力はしない」というのがある。肉体的にも精神的にも我が身に起こるすべてを受け入れるとまったく腹も立たんし腹も減らん。だから、必要以上に体調がOKだと「どこかに苦痛をもらたしてバランスを取ろう」と自然に意識が働き、どっかかしかが痛くなる。結局のところ生きてりゃいいんだから。思ったんだが「どっかかしか」は杉山家限定の方言なのか?この際、まあいい。過去にレディー・ガガをいじって【ムダな抵抗はしない(有益な努力は惜しまない)】と具体的に語っている僕はあまりにステキだ。