砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

土屋鞄のバックパックから強引にもっていった正しいコンプレックスの抱き方

その寝不足パンダのような細い目をカッと見開いてこの僕のバックパックをよく見てご覧よ。表面に白くなっている部分があるよね。これはカビなんかじゃなく「ブルーム」と呼ばれる現象さ。温度や湿度の影響で革の中のオイルやロウが表面にジワジワとにじみ出て来たんだよ。まるで賞味期限から8年と4ヶ月が過ぎたそこらの主婦の鼻の頭から噴き出した白い粉みたいだなんてこの僕は1ミリも思っちゃいないよ。でもね、そーいう要らぬ心配&不安を抱いている者たちのために今回は「正しいコンプレックスの抱き方」についてサラッと語ろう。世の中にコンプレックスのない人間はいない。ミスター・パーフェクトと呼ばれているこの僕でさえあるんだよ。また、それがなければ満足の行く仕事など絶対にできっこない。例えば、川端康成や太宰治、三島由紀夫などはその典型でモーレツなコンプレックスがあったからこそすっげぇ傑作が書けたんだ。そして全員、最期は自殺した。だから極めすぎても何気にデンジャラスさ。問題は、それが正しいコンプレックスか否かということだが、例えば「英語が話せない」というのは笑っちゃうほど滑稽で骨が黒いニワトリは烏骨鶏。グーグルがドラえもんの「ほんやくコンニャク」を開発すれば済む話だろが。そんなことよりもっと根底にある発想とか考え方にコンプレックスを抱くのが正解だろう。ほとんどの人間は、外見や学歴や資産などという安い見た目に左右され過ぎている。どーでもいい話だ。さぁ、この僕が今回だけ特別にタダで解決してあげるから君たちのコンプレックスを含むすべての個人情報を添付ファイルで送りなさい。

土屋鞄のトーンオイルヌメ ソフトミディアムバックパック