砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

強引な「絆」より自然な「縁」がいい

定期購読している雑誌のアンケートで「SNSにはまったく興味がない」が7割以上も占めていた。まともなジャパニーズがこれほど多いとは驚きだぜ。では、GW(黄金週間)にふさわしい黄金色に輝く楽しいお話をしてあげよう。必要以上にストレスを感じまくる君たち、それはきっと「つながり過ぎている」からだろう。SNSなどの見せかけだけのバーチャルフレンドはもちろんのことだが、実生活のリアルフレンドでも多けりゃいいってものではないんだ。つながる数に比例してストレスは膨れ上がるに決まっとる。例えば、2011年の「今年の漢字」にもなった「絆」だが、この文字はそもそも犬や馬などの家畜が逃げないように首をつなぎとめておいた綱が語源だ。また、主従関係を意味する言葉でもあり、ヤクザの親分&子分の関係などによく使われている。かいつまんで言えば、哺乳類を拘束するためのツールということさ。もっと言えば、絆は「糸」と「半」の2つの文字から構成されているわけではなく「糸」と「八」と「牛」の3つが本当だ。その意味は、いけにえの牛を真っ二つに割って糸で絡めるというものだ。いいかい、マジで。ま、つなぐという点では同じだが。「絆」は無理矢理につながろうとすること。ゆえに、本来なら自然につながる「縁」が理想だろう。それなのに対人間関係だけでなく、まったく必要のない雑多な情報などにも無理矢理につながろうとするからつまらんストレスなんかに悩まされるんだよイチイチ残念ちゃんなひとりよがりベイベー。

絆のお好み焼き