砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

裏返しの自白

完璧な味ほどすぐ飽きるため、そこに何かしら物足りなさがあるといい。そして、その凹んだ部分にセピア色の憧憬という凸が見事に合致したとき「懐かしい味だね」と感慨にふけるのだろう。それを正しい日本語で素朴と言う。そこでだ、真っ昼間からむさぼり食ったった手作りハンバーガーだが、濃厚なソースに調合したがゆえに素朴どころかイケイケギンギンの味になっちまったぜ。まあいい。とりあえず空腹感は間違いなく満たされたので今回だけはこの僕がこの僕を許してあげよう。たまに「お前、頑張ってるよな」っぽい内容のメールを送って来る奴がいるが、そーいう奴のほうが確実に頑張っている。頑張っていない奴は「お前、頑張ってるよな」とは間違っても言って来ない。むしろ「俺のほうが頑張ってるよな?お前、そのことに気付いてる?」とでも言いたいのではなかろうか。さらにもう一丁。「わたしって○○に興味がないの。あんなことをする人たちの気が知れないわ」とわざわざ自己申告して来る奴は○○に興味津津の真っ最中だがね。そもそも興味がなければ最初からそんな申告などしないし気にも留めやしない。では、そろそろ今日の〆に入ろう。口から出た言葉はすべて「裏返しの自白」と思って間違いないっ! by どこのどいつも誰も覚えていない長井秀和風。

手作りハンバーガー