砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

常連以上ほぼお得意様未満の焦燥

全国的にお盆だからと別に呼んでもいないのに身内が集まった。約半分は血のつながりはないけど。多くの場合、このようなシチュエーションでは嫌でも食事に出掛けるだろう。ってことで、こっちは常連以上ほぼお得意様未満として認識されているつもりの『とろ一挑』を訪れた。オぅマイガ~ッド!あ~んどアンビリーバボぉーうぃずガッテム!さすがにお盆期間だからとお値打ちなランチセットはNGだった。当然のように僕が財布君なんだよ。ランチセットに付いているうどんで胃袋を満たす定跡の一手が使えない。案の定、レジのデジタル表示は目を覆いたくなるような数字だった。思うのだが、こんな忙しい日にこそ我々のような偏差値68レベルの顔なじみの客にはよくしたほうがいいよね。今日は効率の良いお持ち帰りの客ばっかで店内はてんてこ舞いだった。正直、生ビールを飲みながらまったりと居座ってもらいたくはなかったはずだ。そういうことが表情から容易に見て取れる職人が1人いた。お初にお目に掛かるお顔だが何気にベテランっぽかったので応援として入ったのだろう。だから、必要以上に居座ったった。ハハハ、そんな奴ですこの私。盆暮れにだけ利用するほぼ一見さんレベルのお値打ちな客たちと日頃からそれなりに貢献しているこの僕たちを一緒にしないでほしい。次回、訪れた日にはいつもの明るい女性店員に今日の顛末を油絵に描けるくらい丁寧に伝えよう。この僕を敵に回すと厄介だお。

とろ一挑

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