砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

メード・イン・自国製はウエルカム?

『トマトはどこへ消えた?』というビジネス小説を書くためにトマトを入れていないわけではない。高いんだ。こんな小っちゃなトマト1個が200円もするんだよね。おいおい、これは銀座千疋屋のトマトか?いやいやバローのトマトだよ!って感じ。地味に地道にこの夏の異常気象が異常な僕にも如実に影響を及ぼし始めてきたようだ。まあいい。ハムと玉子があるだけでも御の字だ。そこでだ、この夏の出来事を機に防災グッズを取り揃えている僕だが、ふと疑問に思ったことがある。例えば、アマゾンで見付けたトイレの凝固剤。それにはハッキリと「安心の日本製」と書かれており、さらに「凝固剤:日本製」「専用ゴミ袋:日本製」「ダンボール:日本製」と説明欄にも記載されていた。フツーの黒い家庭用ゴミ袋や梱包するダンボールにまで「安心の日本製」と。ボーっとお口を開けて眺めているだけなら「ふ~ん、そうなんだぁ」で終わるのだろうが僕は違う。だって、この僕だよ。例えば、アゼルバイジャン人はどうだろう。エストニア人は「メード・イン・エストニア」のほうが安心するのだろうか。「安心の日本製」は日本人だからそう感じるだけであって、外国人からすれば若干、ニュアンスが異なるのではないだろうか。いやいや、中国人がわざわざ高い旅費を払ってまで日本にやって来て炊飯器やパンパースを大阪のビックカメラで爆買いするのは日本製だからだよね。そんなことを主に前頭葉を酷使して35分くらい考えていたら想定外に疲れたのでやめた。世界中の人々は、製品の精度を選ぶのか、はたまた愛国心が優先するのか。そして、トマトはどこへ消えた?

サンドウイッチ