砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

今だから吉澤ひとみ&今さら板東英二に見る振り幅の大きい真逆の人々

昔、夏休みの自由研究として文化刺繍で富士山を作ったことがある杉山です。「文化刺繍って何?」「ググれ」。いい時代だった。二度と戻りたいとは思わないけど。セピア色の昭和に続き総天然色の平成も終焉を迎えようとしている今、アイロンビーズも何気に楽しいよ。ほら、君たちも嫌がらずにやってご覧なさい。そして、全力疾走で想像してご覧なさい。いい年こいた老眼のジジイが一人きり目を細めながらチマチマとピンセットでビーズをつまんでいる侘しい後ろ姿を。これが一話完結型の刑事ドラマなら背中を鋭利な刃物でメッタ刺しにされて四畳半で倒れているシチュエーションだよ。ダイイング・メッセージは「OBY」。飲酒・信号無視・ひき逃げという道路交通法を木っ端微塵に冒涜した吉澤ひとみの行為は言語道断だが、もっとNGなのは11年前に実弟を交通事故で亡くし、その経験もあってか彼女自身も一日署長などを何度も務めて「交通安全」を訴えかけていたことだ。板東英二。国税庁の確定申告PRポスターのキャラクターに起用されたり名古屋国税局から感謝状を贈られたにも関わらず悪質な所得隠しをしていやがった。ちょっとどころじゃなくて100%真逆の立場だよね。「そっち系」の人間じゃなくて「そっち」の人間なの。見極める力がまったくなかった選んだほうにも問題はある。何があっても人間は変わらん。ちなみに「OBY」は「大バカ野郎」。

アイロンビーズ