砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

間違いだらけのカンシャ選び

例えば、ある女芸人が「中学生のときにクラスの女子たちにゴミを口の中に詰め込まれて涙と鼻水がドバッと出た。そのとき全員が笑った。それがキッカケでお笑いの世界を目指そうと思った」とか、ある格闘家が「中学2年生までずっとイジメられていたけど母親の悪口を言われたときにブチ切れて殴りかかったら自分が強いことに初めて気が付いた」と言った。2人の共通点は「そのときの経験がなかったら今の自分はない。むしろ感謝している」ということ。ハハハ、呆れてものも言えないとはこのこった。本当にお笑いのセンスがある哺乳類ならば、本当に腕っ節が強い霊長類ならば、そんな悲惨な事件ではなく、きっと訪れていたであろう青春の楽しい経験がキッカケとなっていたはずだ。孫子の代まで全力で呪ってやってもいいくらいの生ゴミ連中に感謝するなど言語道断&愚の骨頂だ。たしかに起きたことは正しいが、だからと言って生ゴミ連中に感謝する必要はない。昔、中途半端なイジメっ子だった同級生のN君は今では立派な医者だが、今でも僕は「お前ってしょっちゅうT君をイジメていたよな」と会うたびに言っている。ある意味、僕もイジメっ子かもしれない。まあいい。そんなことより日曜日のバローは混んでいた。今日の晩ご飯は20円のコロッケ、君たちに決めた!

20円のコロッケたち