砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

880円のランチに見る日本の広さと深さと風情

街角でいきなり「やさしい~森には~♪」と振られても「神話が~生きてるぅ~♪」と微動だにせず歌って返すことのできる人間は96%以上の確率で東海三県人だ。新種のサブリミナル効果のように熱田神宮会館のイメージソング『森は生きてる。』のリフレインが止まらない今日この頃、恐るべし宇崎竜童&阿木燿子の明治大学OBコンビ。はい、理不尽な寒さに震える山形県民には何のこっちゃさっぱり分からない巻頭文はここまでです。おぉ!山形県民と聞いてわざとらしく思い出した僕は、今日のランチを満喫するべく約3か月前に人知れず岐阜駅構内にオープンしたばかりの『鶏焼肉カシワヤ JR岐阜駅店』を訪れると人知れず「カシワヤ名物トリテキ定食」を味わった。え?どこで山形県民が登場するのかって?そこだよ、そこが僕と君たちの決して分かり合えない真冬のマリアナ海溝並みに絶望的に深い大きな溝なんだ。かしわ(黄鶏)だぜ。「それ何?」今回は「ググれ」とは言わない。僕たちのようなウエストジャパニーズでは当たり前にそう呼んでいるが、北海道と一部の地域を除くイーストジャパニーズでは「かしわ」とは呼ばないらしい。鶏肉ひとつでジャパンの物理的な広さと精神的な深さと趣ある風習を感じ取ってしまう僕を全力で褒めてほしい。褒めるだけなら原価は0。

カシワヤ名物トリテキ定食

鶏焼肉カシワヤ JR岐阜駅店の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら maps.app.goo.gl