砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

僕は入会しないけど「岐阜県の百貨店と濃厚接触する会」を発足しませんか?

先日、大沼百貨店が閉店して日本で唯一、百貨店がない県となった山形県。山形藩の初代藩主である最上義光が草葉の陰ですすり泣いている。ちなみに、名は「もがみよしあき」と読むので念のため。とは言え、心地良い田舎の岐阜県でもヤナゲンが2019年に潰れちまったせいで岐阜タカシマヤが県内唯一の百貨店となったことが心配だ。岐阜県よ、ボーっと油断して山形県に続くんじゃねぇぜ。はい、性格は悪いくせになんだかんだ地元愛はてんこ盛りの巻頭文はここまでです。こんな心地良い田舎の岐阜タカシマヤでも時期が時期だけにショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」が地味に催されているのでクリーム号で向かった。到着するや否やタカシマヤ友の会カードの権利を行使して11階にある『みわ屋 岐阜高島屋店』で金華山の頂に燦然とそびえる岐阜城を眺めながら「飛騨牛カレー」を食べた。この店のメニューはほぼクリアした僕だが、今回のカレー専門店ではない店でカレーを食う勇気を、朴葉味噌や天ぷらなどの和食ばかりの店内にカレーの匂いを充満させる根性を全力で褒めてほしい。新幹線の窓側の席で崎陽軒のシウマイ弁当を平常心で完食できる図太い神経が僕にはうらやましい。肝心のカレーだが、美味しくなかった。「不味い」という断定形ではなく「美味しい」の否定形だ。そのとき右隣の席の2人の女性が「毎年、名古屋のタカシマヤまでチョコを買いに行ってるんだけど細菌が怖いから今回は岐阜で我慢ね」と言った。そこで僕は「存在自体が新種のばい菌のような僕と濃厚接触を楽しみませんか?」とは言えねぇよ。お腹も膨れたことだし10階の会場へと降りた僕。

飛騨牛カレー

ハハハ、8分前に右隣の席のセレブに憧れる2人の女性がおっしゃっていたようにいや、それ以上にしょぼいイベントだったので何も買わずにドン・キホーテ柳ヶ瀬店へと向かった。では、また明日。

アムール・デュ・ショコラ

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