砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

加納の清水川沿いに咲く桜と飛べないアゲハチョウ

運転免許証も健康保険証もデジタル化してスマホに保存できるようにすれば雑菌だらけの汚いお金が入った財布の中に入れて持ち歩かなくても済むのに・・・。はい、とっくの昔にデジタル化しているJAFにできるんだから親方日の丸にできないわけがない巻頭文はここまでです。もっと頑張れよ。見上げれば腹が立つほどピーカンの青空だった。だったら見上げなきゃいいとは言え、万全を期して加納の清水川沿いに咲く桜をチラッと見に行った僕たちだった。ほら、想像してご覧。5人が均等に距離を取って縦一列に歩いているシュールな絵を。ハハハ、まるで二足歩行のカルガモの親子だぜ。個人的にはビートルズの『アビイ・ロード』のジャケットのつもりだったけど。そのとき雑草の中に1匹の美しいアゲハチョウを見付けた僕は「あら?飛ばないのかしら?」と優しく手に取ってみると確実に羽化の際に失敗したのだろう、左の羽がらせん状に閉じたままだった。か、可哀想に・・・。このままだとトカゲやカラスたちに食べられちゃうよ。そう思った僕は、覆われた花壇に咲いていた桃色のチューリップのそばにアゲハチョウをそっと置いた。僕は、何の見返りも期待しちゃいない。ただ、僕のことを決して忘れないでいてほしい。一日一善&一日一膳。シャバの空気は最高だった。

加納の清水川沿いに咲く桜と飛べないアゲハチョウ