砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「ダンバー数」に見る友達の数の限界は・・・

忌々しい新コロの感染拡大を防ぐために政府は人と人との接触を8割ほど減らすように求めている。しかし「で、具体的にどうやるの?」と困惑している人も多いようだ。満員電車で混雑しているのに僕が座っている席の隣だけポカンと空いていることもしばしばあった。「僕、臭いのか?」と隠れて自分の袖のニオイを嗅ぐ空しさったらありゃしない。ふとスマホの着信履歴を見れば、この1年間にかけてきた人はたったの3人。3日に一度のペースで無言電話はかかってくるのに・・・。リアルに会った人は今年に入って7人。人との接触を8割ほど減らしたら無人島で暮らすのと何ら変わらない今日この頃、さすがに僕でも人恋しいの。ハハハ、心がないから心にもないことを言っちまったぜ。もお。。。しょーがないなぁー。友達の数について友達がいない僕が語ろう。霊長類の脳の大きさと平均的な群れの規模との間に相関関係を見いだした「ダンバー数」をご存じだろうか。1人の人間が安定的に関係を保つことのできる友達の数には上限があり、その数は150人やっちゅう話やがな。君たちが玉宮界隈の居酒屋で偶然、出会ってその場で一緒に酒を飲むことになった行きずりの連中を含めても150人が精一杯なんだ。ま、君たちが霊長類だったらの話だが。そう、これはあくまでも上限であってほとんどの場合はこれ以下の34~57人がせいぜいだろう。ゆえに「SNSの友達が2563人もいるのよ。これってミラクルでパラダイスでしょ」とはしゃぐお前はバカ丸出し人間でお前の存在がミラクルでお前の発酵した頭がパラダイスやっちゅうこっちゃがな。だからね、人との接触を8割ほど減らすことなんてイージーなのさ。では、そろそろ今日の〆に入ろう。岐阜駅構内のカネ井青果で買った焼き芋を食いながら誰かに会おうにも誰ともすれ違わなかった岐阜市は寂しい。

やすらぎの里で焼き芋を食べる僕