砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

或る貧しいフリをこれ見よがしに楽しむ父娘の救われる物語:ハッピーの実感

午後12時43分、会社の方針が今ひとつ理解できないが、とりあえず今日だけ半ドンだった次女とJR岐阜駅構内にある三省堂書店 岐阜店で待ち合わせをして必要以上に僕に負担を掛けないお値打ちなランチを楽しむことにした。ふと「半ドンって東海地方の古き良き方言か?」と疑問に思った僕は、さっそくググったらあーた「休日」「日曜日」という意味のオランダ語の「ドンタク」からきているそうな。東海地方の方言どころかEU加盟国の言葉だったがね。ま、長生きはしてみるもんだね。ゴメンね、誰からも望まれていないのに何気に長生きしそうな僕で。次女に「せっかくの平日のランチだけど何食べる?」と聞くと「高いものじゃなくていいし何でもいいよ」と。素晴らしい回答じゃないか。父親の顔が見てみたい。オレオレ、オレだよオレ。岐阜駅で財布を落としちゃったから12万円くらい振り込んでくれよワレ。という電話には気を付けましょう。結局、アクテイブGの2階で地味に地道に営まれている『あぶり焼き 魚喜水産』でパパは1500円の「お刺身定食」を、次女は「一番安いやつ」と言って「フライ盛り定食」に甘んじてくれた。どうもありがとう。このように貧しくとも希望の光明を灯す小市民のハッピーに浸った父娘。誰とも何とも比較さえしなければ物語はハッピーエンドで終わる。

エビフライを持ってうれしそうな丸顔の次女

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