砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

理想と空想に溺れることなく嫌でも現実を思い知れ

「え?すっげぇな性懲りもなく・・・」と思ったら石原真理子と勘違いしていた僕だった。ハハハ、同じ石原でも大違いだよね。石原さとみが結婚したらしく「残された望みはガッキーや長澤まさみ、綾瀬はるかしかいない」と真顔で落ち込んでいる連中がいるとか。ったく、ハッピーなオタクたちが気持ち悪い。中学生の頃の僕はピンク・レディーのミーが大好物で「将来、彼女を幸せにできるのは僕しかいない」と本気で思ってネット社会ではないため彼女に関する情報を学校の帰り道の光運堂で片っ端からかき集めた。光運堂のオヤジに見つかると「立ち読みするな!」と蹴っ飛ばされたっけ。そのオヤジもとっくに逝っちまった。いい時代だった。二度と戻りたいとは思わないけど。そして、当時の彼女たちの活躍っぷりから収入をはじき出した僕は「宝くじで一等を当てまくるか2~3つの銀行を襲うしかない」とうなだれた。つまり僕にはミーを養うだけの器量も度量も力量もないという現実を思い知らされたというわけだ。中学生の僕にはつらい現実だった。そして、僕がステキなのは「だから、稼げるように必死で頑張ろう!」とは思わずに「身の丈に合った手軽な相手を探そう」と電光石火で方向転換を試みたことだ。ま、それも賛否両論だと思いますよ。いいんだよ。中途半端に頑張っても時間とお金のムダなんだ。そんなことを絶品のおはぎを食べながら思っていた僕だった。

おはぎ