身も心も疲れ果てちまったとき僕は生まれ故郷の美濃町へドリーム号で帰る。ま、僕に身も心もあればの話だが。おいおい、心はないもののさすがに身はあるっちゅう話やがな。ほら、ご覧。何気に早い時間に出掛けたせいか「うだつの上がる町並み」をあっちからこっちまで独り占め。その18分後、長良川に架かる重要文化財の重厚な『美濃橋』を行ったり来たりすると『道の駅 美濃にわか茶屋』の片隅で絶品の「みのだんご」を頬張りながらボーっと長良川を眺めていた。
やはり美濃町はいい。心はないけどDNAレベルで身の細胞が歓喜している。とは言え、永久に固定資産税を0円にしてくれても住みたいとは思わない。その理由は自分でもよく分からない。午前11時2分前になったので『初野屋』若しくは『初野飯店』で「初野ランチ」を満喫した。腹が立つほど満腹になった僕は、デザート代わりに創業は1954年の『末広堂美濃アイス』の「あずきアイス」を店先のベンチに座って舐め回した。その後、大好物の「うだつコロッケ」を買いに『喜楽精肉店』に行ったらあーた、残念ながら貴重な友達のとーるちゃんはいなかった。