午前9時、ハイ・ファイ・セットの『フィーリング』から平松愛理の『部屋とYシャツと私』に曲が変わって4分10秒が経った瞬間に雪崩の如く涙腺が崩壊して号泣が止まらない杉山です。はい、ドライアイ対策としてYouTubeで「泣ける曲」の再生リストを作っているという第三国の国家機密レベルの巻頭文はここまでです。誰かに漏らしたらグーでぶっ飛ばしちゃうお。では、そろそろ本題に入ろう。時季が時季だけにちっとも冷たくない鬱陶しい雨が降る中、それなりに気に入っている【一宮】の第10弾として美濃路沿いにある萩原商店街を歩いた一昨日の僕は、その日の〆として「これぞ和菓子屋」という風情ある佇まいの『川村屋賀峯総本店』を訪れた。
ちなみに、屋号の川村屋の次は「がほうそうほんてん」と読むのでイチイチ念のため。聞けば、江戸時代に美濃路の稲葉宿で創業したとか。現代語に翻訳すると愛知県稲沢市稲葉だ。そこから現在の場所に移転したのが昭和3年と言うからもうすぐ100年を迎えることになる。さすがの歴史を感じさせる風貌だが、いかんせん店内が狭すぎて満足に写真が撮れんかった坂本(泣)。
その狭い店内をサーッと見渡した僕は、創業以来ずっと変わらず作り続けている「羽二重餅」のつぶあんバージョンときな粉バージョンの2種類4個を現金で買った。この2種類だけでなく、よもぎやごまを入れたものなど四季折々によって異なる色、形、あんなどが楽しめる羽二重餅があるようだ。まずはきな粉バージョンのそれを一口頬張れば、猛暑の西日本エリアに設置された自動販売機で売られている清涼飲料水のように飲めた。それがいいことかどうかは分からない。
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