午前3時12分から起きているものの午前3時18分から何もすることがなかったので朝一番でかかりつけの内科へ行った。その帰りに「ライギョはいないか?」と誰にも聞こえないどころか自分にも聞こえない声でつぶやきながら新荒田川をボーっと眺めた。と同時に小腹が空いたのであずきのういろうを食べた。そのとき僕の中から熱いものが込み上げてきた。それを歌にした。「柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずやあずきを食う僕」。奇しくも与謝野晶子が「柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君」という僕のそれにそっくりな歌を詠んでいる。