2メートル前方に今はなき岐阜タカシマヤの婦人服売り場の真ん中にこれ見よがしに立っていたマネキンのようなスタイリッシュな女性が腰まで伸びた黒髪をなびかせながら歩いていました。案の定、そうすることが当然のようにあなたは背後から声をかけました。ちょっと振り向いたら異邦人と異星人と中山仁のどれがいいですか?竹本孝之の『てれてZin Zin』というマニア垂涎の選択肢も激レアだろう。とは言え、今日の僕はキャベジンがいいです。はい、セピア色の昭和を嫌でもほうふつさせる巻頭文はここまでです。このところ胃が重い。困ったときの百草丸だった僕だが、今日の僕にはそれでは効き目が薄いっぽいので「キャベツから発見された成分で弱った胃粘膜を修復する」のCMでお馴染みのキャベジンを買った。ここは常盤貴子に託してみよう。