砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

なが餅 笹井屋 本店のなが餅と金城軒の太白永餅の味比べ

北勢とは三重県北部の名称であり桑名市・四日市市・鈴鹿市などの生活創造圏を指す。と思う。そして、北勢はもとより三重県全域で愛される「北勢三大名物餅」と言えば、桑名市の安永餅、四日市市のなが餅、鈴鹿市の立石餅のことを言う。諸説あります。とにもかくにも僕にはこれを制覇しなければならない使命や宿命や運命がある。ハハハ、幸福だけれど厄介だ。ってことで、その中のひとつをクリアすべく【四日市】を訪れた一昨日の僕は、ずっと前から興味津津だった『なが餅 笹井屋 本店』を完膚無きまでにクリアした。モノトーンのシンプルな佇まいがいい。

なが餅 笹井屋 本店

さらにシンプルな店内のディスプレイも見た目に美しい。創業は関ケ原の戦いの50年前となる天文19年というから恐ろしい。東海道の宿場町として栄えていた四日市。茶屋街があった日永(ひなが)の地名にちなんで初代が「永餅」と命名したのが始まりだ。僕が大好きな戦国武将の藤堂高虎も足軽の頃に「なが餅」を食べたようで大名になった後も何度も店に立ち寄ったという言い伝えも残っているとか。そう言えば、愛知県豊橋市にある『夢菓房 童庵 本店』でも足軽の頃の藤堂高虎が登場していた。彼も無類の甘党だったと思うと親近感が湧いて僕もうれしいよ。

なが餅 笹井屋 本店の店内

『なが餅 笹井屋 本店』を訪れる1時間ほど前にJR四日市駅近くにある『太白永餅 金城軒』で「太白永餅」を買った僕だった。この店の慎ましやかな佇まいも僕は大好きだ。せっかくなので両者を食べ比べてみた。向かって左側が「なが餅」で右側が「太白永餅」だが、どっちも確実に美味しい大和田(爆)。ただ、僕としたことが「采女納言」をコロッと買い忘れたことが大いに悔やまれた。本店の雰囲気は肌で感じたことだしネットで買ったろかしゃん。そして「北勢三大名物餅」を制覇すべく近日中に鈴鹿市にある『もち久』を訪れて「立石餅」を味わってみたい。

なが餅と太白永餅