砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

柿屋饅頭の店名を冠した歴史ある柿屋饅頭の賞味期限は今

1年半前の前回と同じく時季っ外れでフジも咲いていなければクマンバチも1匹も飛んでいない『天王川公園』がある【津島】を名鉄電車に乗って訪れた一昨日の僕は、その目と鼻の先にある『柿屋饅頭』を当初の予定どおりその日の〆とした。1年半前の前回に続いて2回目となるからほぼ常連だね。どうしてもまたあの上品な味わいっぷりを五臓六腑で体感したかった僕がいた。

柿屋饅頭

泣けるくらい素晴らしい佇まいはもとより店内に一歩足を踏み入れるや否や時計の針が止まった異空間が広がった。お金では買えない悠久の歴史を目と耳と鼻と体中のあらゆる粘膜で感じた。ということにしておこう。それとなく聞けば「明治の中頃に始めたと聞いています」とのこと。「明治◯◯年創業」とはっきり分からないところがまたミステリアスでステキじゃないですか。「10個入りをください」「自宅用ですか?」「はい」「箱は要らないですか?」「(どうせ速攻で食っちまうから)要りません」。箱入りだと1300円なので200円もお得に買えてご満悦。

柿屋饅頭の店内

今日の教訓:店名を冠した商品にハズレなし。僕は『柿屋饅頭』の「柿屋饅頭」に顔を埋めるとUFOキャッチャーの如くお口でパクッと「柿屋饅頭」をくわえて慎重に釣り上げた。よい子のみんなは絶対に真似をしないでね。悪い子なら話は別だけど。酒粕の香りがほのかに漂う中にはこしあんが入っていた。粒あん命の僕だけど十分に満足のいく酒饅頭だ。保存料などの添加物は一切、使用されていないのですぐに硬くなるゆえに速攻で胃の腑に収めることをおすすめする。

柿屋饅頭

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