砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

柳ヶ瀬商店街にあるレトロチックな弥生町アーケード慕情

たとえ酷暑の7月に大雨が降ろうと極寒の2月に大雪が積もろうと、それは僕をいや、僕たちを静かに守ってくれる。あたかもこれから生まれ出づる赤子にとっての母親の胎盤のように優しく丁寧に包み込んでくれている。ある者から見れば笑みを浮かべた表情に、またある者からすれば屈強な猛者の強面にも見える。勇壮でもあり優美でもあり老猾でもある。凛としたその姿勢から学ぶべきところは多い。とは言え、それがそこにあって当たり前の存在として見向きもされず、蔑ろにされているのも事実だろう。その劣悪な環境にあっても不平不満などを口にすることなく我関せず焉と佇んでいる弥生町のアーケード。僕もそんな粋で乙な人間になりたい。なんてね。

弥生町のアーケード