砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

盛進堂の肉厚の草もちと飲める麩まんじゅうに首ったけ♪

僕だけが「赤いプリンス」とそう呼んでいる岐阜バスの高速バスに揺られながらほぼ3年ぶりに【郡上八幡】を訪れた一昨日の僕は、あたかもそうすることが当たり前かのように『盛進堂』の白い暖簾(のれん)をくぐった。十数年前に『郡上八幡旧庁舎記念館』の中のお土産コーナーで見つけた「草もち」か「どら焼き」かその両方を食べたことがこの店を知ったキッカケだった。

盛進堂

大正14年創業の老舗らしい佇まいの店内には狭いながらも過度に自己主張しない良質な商品がショーケースの中にきちんと並べられていた。それは和菓子だけでなく「ブランデーケーキ」や「パウンドケーキ」、それどころか驚くべきことに季節限定&土日祝日限定で開店早々売り切れ必至の「シュークリーム」まであるようだ。2019年に訪れた際は現金決済のみだったので、それを「できればPayPayなどのキャッシュレス決済にしてほしい」とこの僕がグーグルマップのレビューに懇切丁寧に書いたら「遅ればせながらPayPay導入いたしました」と返信があった。そのためこの店でPayPayが使えるのは僕のおかげと言っても過言ではないことはないだろう。

盛進堂のショーケース

僕は「草もち」と「麩まんじゅう」を買った。その慎ましやかな容姿と見た目の愛らしさゆえに自宅まで我慢することができなかった僕のリアルな禁断症状は言わずもがなだよね。すぐ近くの『やなか水のこみち』でひとつずつ食べた。「草もち」のよもぎの風味は素晴らしい。粒あんも間違いなく美味しいが、肉厚なよもぎ餅も噛み応え十分だった。「麩まんじゅう」は瑞々しくて飲めるほどに◎だった。次に訪れた際には「ブランデーケーキ」を買うことにとっくに決めた。

草もちと麩まんじゅう

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