砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

刻み海苔でマイナーチェンジした風味豊かな俺のトースト

午前5時55分、山崎製パン大御所のロイヤルブレッドの4枚切りを年季が入ったトースターで気が済むまで焼く。その上にバターを塗るとスライスチーズを敷く。さらに味付け海苔を丁寧に敷く。さらに焼く。ここまでは完璧だ。そして、両面をしっかり焼いた目玉焼きを重石のように載せると仕上げはシーチキン、要はツナだ。この野性味あふれる男の朝食を「俺のトースト」と僕はそう呼んでいる。しかし、たったひとつだけ問題点があった。それは1枚の味付け海苔だ。1枚の味付け海苔ゆえにワイルドにかぶりつくといい感じに噛み切ることができない。そのためトーストにONした具材がずりずりと大陸移動しちまうんだ。悩むな!悩んでも答えは出ない。答えを導く唯一の方法は自分の頭で考えることだ。だから、僕は考えた。そして、答えは出た。1枚の味付け海苔を刻み海苔に変えればいいんだ。さっそく華麗にマイナーチェンジしたそれをワイルドにかぶりついた。いい。何も問題はないどころか従来のそれより風味豊かで実にいい。この栄養価の高い男の朝食である「俺のトースト」の商標でも出願したろかしゃん。しねぇよ。

俺のトースト