決して山城ではないが重厚な高石垣から城下の町並みを見下ろせば時には美しい雲海も望める。そんな歴史ある城下町に古くから親しまれている和菓子を探し求めている僕がいる。これだけでピンと来たスマホ片手の君は天才ではなく気持ち悪いからあっち行け。ま、今回だけはクレヨンしんちゃんのチーかまに免じて許す。これがあーた、思いのほかピリ辛だったがね。まあいい。話を戻そう。そのとき僕は60歳と10か月で中国地方に気が向いていた。そこで計画的に頭に浮かんだのが島根県は鹿足郡津和野町の銘菓「源氏巻」だった。「ねぇ、それって和菓子なの?」「ググれ」。僕は高い室温の中で唸るパソコンに「源氏巻 津和野」と打ち込んで画像検索した。津和野城は今、攻め落としたい名城のベスト1ゆえに「源氏巻」を食いながら思いを馳せたい。
