砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

和菓子処 関市虎屋のふいごは怪獣野郎でも黙らせる逸品

君たちは『怪獣ヤロウ!』という映画を知ってるかい?岐阜県関市を舞台にしたご当地映画には『怪獣ヤロウ!』と『名もなき池』の2作品がある。前者は経済効果や観光客の増加など様々な方面で成功を収めた。後者は作品うんぬん以前にボロボロの恥ずかしいものとして全国レベルで話題になった。お隣の岐阜市に暮らす僕はと言えば、悲惨な末路の後者しか存じ上げなかった。では、そろそろ本題に入ろう。あみだくじをした結果、久しぶりに【】を訪れることになった5日前の僕は、その日の〆として本町通り商店街にある『和菓子処 関市虎屋』に駆け込んだ💨

和菓子処 関市虎屋

整然と並んだショーケースの中をのぞく前に嫌でもオレンジカードの「怪獣ヤロウ!」の文字が目に入った。「これ何ですか?」「あんまきです」「怪獣やろうって・・・」「あ、そういう関市を舞台にした映画です(笑)。面白いですよ」「あぁ、そうなんですか」ということだよ、木下君。

和菓子処 関市虎屋のショーケース

昭和9年創業のペタッと地元に根付いた和菓子屋だけのことはあり平日の真っ昼間だというのに僕の他にも多くの客が入ってきた。そして、その87%の客が「梅ゼリー」を買い求めていた。とっくに注文をし終えて会計待ち状態の僕ゆえに今さら「あ、コロッと忘れていた。梅ゼリーも買わなきゃ!てへぺろ♪」とは言えなかったのでそのままレジの前で黙って立ちすくんでいた。

和菓子処 関市虎屋の店内

そんなこんなで「怪獣ヤロウ!」と「ふいご」を買った僕は、自宅に帰るや否や摂取するはずが賞味期限を見たら「8月9日」だったので賞味期限が今日中の他の和菓子を優先して摂取した。そして、何事もなく8月9日が訪れた。「怪獣ヤロウ!」は冬に販売される銘菓「円空さん」とまったく同じ素材で作られているらしく上品な風味のあんまきだった。もう一方の「ふいご」はさらにいい。良質な粒あんが入ったよもぎ餅にきな粉をまぶした逸品だった。気が利いたことに追いきな粉ができるように個包装のきな粉が付いていた。どうもありがとう。当然のことながら「怪獣ヤロウ!」をかじった瞬間に付いた歯形の断面にもそのきな粉を塗りたくって頬張った。

怪獣ヤロウ!とふいご