砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

田中屋せんべい総本家のやめられない止まらない和の甘味

昨日は世界のアツローを徹底的に説教すべくJR大垣駅に左足から降り立った僕だが、さすがにたったそれだけのことに往復運賃の500円を費やすと思うと僕が哀れでみじめに思えて本当に可哀想で仕方ない。そこで僕はと言えば、誰が言ったか知らないが、大垣の三銘菓のひとつとも呼ばれている日本一硬い煎餅である「みそ入大垣せんべい」を買うことに決定した。安政6年、翻訳すると1859年に創業した『田中屋せんべい総本家』の佇まいはあまりにステキすぎた。

田中屋せんべい総本家

ほら、ご覧。この際、アジサイ、インドサイ、紙切れ同然のジンバブエ債。さらにカッチカチなものがいいと思った僕は、下段の左端にある「四ツ折」バージョンの「みそ入大垣せんべい」をカゴの中に入れた。さらに上段の中央にあるキャラメル煎餅の「まつほ」もゲットした。これは「せんべい王子」こと現在の六代目が開発した革新的な煎餅だった。そう言えば、長崎県にある『田中旭栄堂』のキャラクター「栗王子」も知っているが、奇しくも両者とも田中じゃないか。

田中屋せんべい総本家の店内

大変申し訳ありません。「みそ入大垣せんべい」にキャラメルペーストを塗りたくって焼かれたキャラメル煎餅「まつほ」はすっげぇ美味しすぎてやめられない止まらない状態に陥った結果、自宅に帰る前にキレイに食っちまって写真を撮り忘れちまいました。これはすこぶる超うめぇ。その先祖というかDNAである「みそ入大垣せんべい」は思っていた以上にハードだったもののお口の中で牛のようにすり潰しながら食べたら病みつきになりそうだった。さすが熟練の職人が1枚1枚を丁寧に手焼きした逸品だけのことはある。これらの煎餅は完璧に極上の甘味だった。

田中屋せんべい総本家の店内

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