年に5回か8回くらい訪れたくなる東濃地区のひとつである【土岐】を散策した一昨日の僕は、小躍りしたくなるほど楽しみにしていた『虎渓 渡辺製菓』を訪れた。土岐市役所のすぐ前という立地だが、どうやら昭和の中頃に市役所のほうが移転してきたようだ。創業が大正12年という割には通行量の多い道路沿いにあるせいかその佇まいはそれほど重厚ではなかった。店内に足を踏み入れた僕は、電光石火でお目当ての「とっくり陶祖最中」を注文した。そのまま食べるのはもちろんのこと、レンジでチンした「とっくり陶祖最中」をお椀に入れる。そして、その上からお湯を注げば熱々のぜんさいができるという優れものだ。ただ、自宅に帰ってから10個入りの箱の包み紙を見たら「え?」と首を傾げたくなるくらい粗雑で驚いた。本当なら「菓房探訪」で取り上げようと思っていた僕だけどサーッと音を立てて気持ちが冷めちまったのでやめといた。でもって、ぜんさいにするのもやめといた。僕は一瞬でも気持ちが冷めたら何ともなりませぬ。とは言え、粒あんは瑞々しくてグッジョブな風味だった。では、また逢う日までごきげんよう。
